【コメント】
守次は、福岡石堂一派で延宝頃に活躍した黒田藩工です。

従弟の是次と義兄弟となり、その跡をつぐ。

「筑前茎福岡住守次」「筑之前州住守次」「筑州福岡住守次」「筑前国権三兵衛尉守次」「筑前国福岡住半三兵衛尉守次為六十七歳造之」等と銘を切った。

備前則宗十七代の末裔と称し、「烏賊の頭」と称される独特の重花丁子刃を得意とする。 本作品も守次の高度な技量を発揮し重花丁子を焼いた華やかな一振りです。