脇差 奥州白川臣手柄山正繁 (濤乱刃) (新々刀上々作)
享和元年二月日
wakizashi [oshu shirakawa-shin tegarayama masashige KYOWA 1] (toran-ba)
(sinsintou joujou-saku)
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日刀保 特別保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon |
品番:2410-2001 |
黒塗鞘脇差拵付き 白鞘入り |
刃長 Blade length(HA-CHOU) | 39.2cm (一尺二寸九分強) |
反り Curvature(SORI) | 0.6cm |
元幅 Width at the hamachi(MOTO-HABA) | 2.91cm |
元重 Thickness at the Moto Kasane | 0.57cm |
鎬重 | 0.58cm |
先幅 | 2.17cm |
先重 | 0.44cm |
茎 | 生ぶ | 国 Country(KUNI)・時代 Period(JIDAI) | 陸奥国:江戸時代後期 享和元年 (1801) mutsu : The Edo era latter period. KYOWA 1 (1801) |
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登録 |
島根 第12962号 昭和44年3月31日 |
鑑定書 |
公益財団法人 日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書 令和五年八月二十五日 |
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【コメント】
手柄山正繁は、四代丹霞氏繁(氏重二代)の次男として姫路に生れ、兄の五代氏繁が早世し、大阪に出て自ら六代氏繁を名乗ります。播磨の手柄山に住んだことから代々、手柄山を名乗った。
正繁は、天明8年(1788)、白河藩主松平定信に知行五百石で抱えられ、江戸で鍛刀し、享和3年(1803)に甲斐守を受領。
晩年定信(楽翁候)より「神妙」の二字を賜る。
正繁の作風は、地肌は板目がつみ、無地風となり、刃文は濤乱風大互の目乱れが得意で、刃中はよく沸え、華やかで、冴えて明るく、その技量は当時より高く評価され、水心子正秀と好対をなす刀工として名高い。
本作品は正繁の得意とする濤乱刃を華やかに焼いた典型作です。
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販売済 Sold |
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