時雨時鳥図鍔 義胤作 鍛直胤 (鍛大慶直胤 本荘義胤作)
tsuba Rainy bird [yoshitane saku kitae naotane] (Taikei Naotane and Honjo Yoshitane collaboration)
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日刀保 特別保存刀装具 NBTHK Tokubetsu Hozon |
品番:2010-6007 |
布団付桐箱入り |
竪丸形 鉄槌目地 鋤出高彫 象嵌色絵 打返耳 |
縦 Length | 7.60cm |
横 Width | 7.08cm |
切羽台厚 Thickness of setsupadai | 0.55cm |
重量 Weight | 150g | 国 Country(KUNI)・時代 Period(JIDAI) | 武蔵国 江戸・江戸時代後期 天保頃(1830-1844) musashi : The Edo era latter period. TENPO(1830-1844) |
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登録 |
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鑑定書 |
公益財団法人 日本美術刀剣保存協会 特別保存刀装具鑑定書 令和元年八月二十七日 |
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【コメント】
<大慶直胤>
直胤は大慶直胤と称し本名は荘司蓑兵衛、安永七年(1778年)出羽国山形に生まれ、寛政末年江戸に出て同郷の先輩水心子正秀の門人となる。
さらに正秀の世話で館林藩主・秋元家に正秀と共に仕え、文政五年頃に筑前大掾、嘉永元年には美濃介を受領した。
直胤は相伝、備前伝、大和伝、のいずれの伝法も器用にこなし、技巧的には新々刀期の第一級の上手として名高い。
<本荘義胤>
義胤は本荘義胤称し、江戸下谷に住し、号を雨丈軒・拾藻斎等と号し、新々刀期の彫物の名人として名高い。
刀工兼彫金師であり、水心子正秀や大慶直胤、直胤一門の次郎太郎直勝・水心子正次などの刀剣を専門に彫物をなす。
初め、大慶直胤に入門し、刀も造ったようであるが作品は殆ど見られない。
刀剣彫刻のほかに、鐔・縁頭などの刀装具も製作し、金工としてもその非凡な才能を発揮している。
義胤の彫物は、末相州の名工で彫物の名人としても知られる総宗に私淑し、その作風は精巧を極める。
彫物を施した刀工は、水心子正秀・大慶直胤が最も多く、文化初年~文政四年頃まで水心子正秀、それ以降は大慶直胤にそれぞれ見られ、
次いで直胤一門の次郎太郎直勝・水心子正次などにも見られる。
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販売済 Sold |
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