日本刀　刀　奈良太郎藤原兼永　大物以耐錆鋼作之 (軍刀拵入り)
katana [naratarou fujiwara kanenaga use unti rust steel] (combat sword)

【コメント】
本名は河村永次郎、岐阜県関金屋町に住、刀匠銘を奈良太郎藤原兼永と号した。
日本に於ける最初のクロームスチールの刃物生産に成功した。
刀鍛冶として、又、冶金家として刀剣の他にポケットナイフ・金属彫刻・美術工芸品などに才能を発揮し、日本に於
ける最初のクロームスチールの刃物生産に成功した。
大正10年、東京に於ける平和博覧会では「錆びない鋼」と云われたステンレス鋼のクロームスチールに独特の硬度を
加味して、良く切れるナイフ・レザーを出品して好評を得、これを日本刀に活用し、その強靱さと鋭利さ及び特技の
彫刻が絶賛を受けた。

※銘は正真と思われますが、この刀身は軍刀用として造られた昭和刀（ステンレス刀)です、美術品としての価値はありません。
※This sword is the stainless steel swords.
※The signature seems to be truth, but there is not the value as the work of art which is the sword that this sword blade was made as war use of the Showa era.

※ご参照下さい。
※Please refer.
http://ohmura-study.net/212.html