日本刀　刀　周防国住真龍子永弘作之
　　　　　　 慶応二寅五月日　
katana [suo_koku_ju shinryushi nagahiro]

【コメント】
永弘は備前長舩加賀介祐永の門人。
長州藩に仕え、はじめ毛利敬親の萩城下に住し後の文久三年七月に毛利藩の政庁を周防山口に移行と共に移り、明治十二年六月六日五十八歳で没。
作柄は与三左衛門尉祐定、長曽祢虎徹等の写し物を得意とした。
周防国住真龍子永弘作之、長州萩住永弘、長門国住人藤田眞龍子源永弘、等と切る。