刀　諸天之以神水造之藤原是一（七代是一　運寿是一）（新々刀　上々作）
文久四甲子年正月癸卯元日
katana [shoten no_shinsui de tsukuru fujiwara korekazu]
(7 generations　unju korekazu) (sinsintou joujou-saku)

【コメント】
運寿是一は初代長運斎綱俊の甥（一説には次男）として文化三年（1806年）に生まれ、六代石堂是一の養子となり、石堂是一を七代として引継ぎ、麻布に住す。
運寿斎と号し、明治二年に龍泉斎と改める、明治二十四年に七十二歳で没す。
石堂家中の名手として評価が高く、当時より絶大な人気を博し、徳川家御用鍛冶としても有名です。
本作は運寿是一が五十八歳の時の作品で、是一の高度な技量を遺憾なく示した、生ぶ茎で地刃共に健全な運寿是一の晩年期を代表する優作です。

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