日本刀 刀剣 販売

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刀 藤枝太郎英義(花押)(新々刀 上作)
文久元酉年八月日
katana [fujieda tarou teruyoshi] (sinsintou jou-saku)

日刀保 特別保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon
品番:1110-1041
黒塗鞘打刀拵付き 白鞘入り
刃長 Blade length(HA-CHOU)
67.6cm(ニ尺二寸三分)
反り Curvature(SORI)
1.2cm
元幅 Width at the hamachi(MOTO-HABA)
3.78cm
元重 Thickness at the Moto Kasane
0.73cm
鎬重
0.75cm
先幅
2.23cm
先重
0.44cm
生ぶ
彫物
国 Country(KUNI)・時代 Period(JIDAI)
武蔵国 川越(musashi kawagoe)・江戸時代後期 The Edo era latter period. 文久元年 1861年
登録
埼玉 昭和26年9月27日
鑑定書
財団法人 日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書 平成二十三年一月二十八日
【コメント】
藤枝英義は、通称を繁太郎あるいは太郎作といい、文政六年(一八ニ三)、上野国那波郡川井村(現群馬県佐波郡玉村町)に生まれました。父は刀工玉鱗子英一。
  英一は、天保八年(一八三七)ごろ、川越藩藤枝家の名跡を継いで前橋へ、そして川越へと移り住みました。
  英義は最初、父英一から鍛刀の技を学び、その後、細川正義の門に入り技に磨きをかけました。初銘は治廣、正義より皆伝を受けた後は、父英一の「英」と師正義の「義」を継いで「英義」と銘を切ります。嘉永四年(一八五一)に英一が没するとその名跡を継ぎ、同六年には藩より刀鍛冶に家業替えを申し付けられて、晴れて川越藩お抱えの刀鍛冶となります。
英義は秘伝書の中で自らの系譜を「手柄山正繁、震鱗子克一、玉鱗子英一、英一二代目英義」と記しています、これは、博学で多くの人に慕われた父である英一を尊敬した為ですが、細川正義門人であると共に手柄山正繁系の刀匠でもありました。
『新刀銘集録』を著した南海太郎朝尊は、英義の腕前を「当今江戸無類の上手也、未だ壮年に付鍛錬妙所に至るの鍛工家なるべし」と賞しています。
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