日本刀 刀剣 販売

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脇差 眠龍子寿実 (新々刀上作)
文化十年八月日
wakizashi [minryushi toshizane] (sinsintou jou-saku)

日刀保 保存刀剣 NBTHK Hozon
品番:1010-2054
白鞘入り
刃長 Blade length(HA-CHOU)
39.7cm(一尺三寸一分弱)
反り Curvature(SORI)
0.7cm
元幅 Width at the hamachi(MOTO-HABA)
3.01cm
元重 Thickness at the Moto Kasane
0.68cm
鎬重
0.73cm
先幅
2.30cm
先重
0.53cm
生ぶ
彫物
国 Country(KUNI)・時代 Period(JIDAI)
因幡国 (Inaba)・江戸時代後期 The Edo era latter period. 文化十年 1813年
登録 和歌山 昭和40年3月29日
鑑定書 財団法人 日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書  平成二十二年七月二日
【コメント】
眠龍子寿実は美濃守寿格(としのり)の嫡子として、安永六年に鳥取に生まれる。
俗名を水心子正秀と同じく儀八郎と称す。父の寿格は水心子正秀と交友があり、親交の深さのあらわれであろうか。
寛政七年に寿実19才の初期作がみられ「寿国」と銘す。寛政九年より、「寿実」銘がみられ、享保元年より「眠龍子寿実」と切る。享保元年頃より、父:寿格の作刀が少なくなり、代わって寿実の作刀が多くなり、実質的な代替わりがあったものと思われる。

文化七年、父:寿格の没後も父にも増して門人多く、山浦真雄・清麿兄弟の師としても著名な信州上田藩士:河村寿隆をはじめ、予州松山藩士:三好播竜子長弘や竹中邦彦などがいる。門下数十人に達し一門は繁栄した。作刀期は、30年を超え、因幡打ちの他に江戸打ちもある。一方、寛政八年には、幕命により、父:寿格に従い、三度江戸に上り、官庫の蔵刀・刀書などの調査にあたっており、寿格・寿実父子にとって一生の盛時といえよう。弘化三年、70才にて没し、墓は鳥取市一行寺にある。以後、三代:見龍子寿幸、四代:眠龍子寿秀、五代:眠龍子寿光と幕末まで続く。

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