日本刀 刀剣 販売

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脇差 備前介藤原宗次
安政五年八月日(新々刀 上々作)
wakizashi [munetsugu](koyama munetsugu) (sinsintou joujou-saku)

日刀保 保存刀剣
NBTHK Hozon


刃長:41.1cm(一尺三寸六分) 反り:1.2cm 元幅:3.31cm 元重:0.70cm
鎬重:0.77cm  先幅:3.07cm 先重:0.49cm
彫物:表裏 棒樋に添樋   茎:生ぶ、鑢目化粧筋違、目釘孔一

国・時代: 武蔵国 江戸時代後期 安政五年 1858年

体配:  大切先、鎬造、庵棟。
地鉄:  小板目つみ地沸つく。
刃紋:  匂出来の互の目丁子乱に小沸付き匂口明るい(焼頭が三ッ並ぶ宗次独特な互の目丁子です)。
帽子:  乱れ込み先尖りごころに返る。

品番:0870-2042

 

登録:
東京 昭和31年8月24日

鑑定書:
財団法人 日本美術刀剣保存協会
保存刀剣鑑定書
平成十九年ニ月一日

 

【コメント】
宗次は奥州白河に固山宗平の弟として生まれ、加藤綱英の門人となり、のち白河の松平家に抱えられ、松平家の伊勢転封にしたがい、桑名に移住し、天保二年ころに江戸に出て鍛刀する、一時尾張でも駐鎚し、嘉永五年ころからは四谷左門町に住み、当時同じ四谷伊賀町に住んだ清麿と張合ったのは有名な話です。
作刀は一貫して備前伝に終始し、新々刀期における備前伝刀工の第一人者といわれ、単に作刀の出来がすぐれているだけではなく、斬味もまた素晴らしく華実兼備の名刀として称賛され、清麿と共に幕末を代表する刀匠のひとりです。
本作は宗次の高度な技量を十分に示した典型作で、生ぶ茎で地刃共に健全な優作です。


※販売済

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