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脇差 無銘 信国(初代)
日刀保 第五十回重要刀剣 |
品番:0830-2039
登録: 鑑定書:
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【コメント】 以下、重要刀剣の図譜を引用。 「平成十六年十月十五日指定 第五十回重要刀剣 脇指 無銘 信国(初代) 一口 法量 長さ三七・〇糎 反り〇・八糎 元幅三・四五糎 茎長さ九・六糎 茎反りなし 形状 平造、三ツ棟、身幅広く、寸延び、重ね薄く、反り深めにつく。 鍛 板目に大板目・杢、刃寄りに流れ肌交じり、肌立ち、地沸厚くつき、地景入り、区際より水影状に映りが出て、そのまま上に行って沸映りに繋がる。 刃文 小のたれに互の目交じり、殊に裏は互の目が目立ち、足入り、匂幅に広狭があり、沸厚くつき、金筋・砂流しかかり、湯走り交じる。 帽子 表はのたれ、裏は乱れ込み、共に小丸に少しく返り、先掃きかける。 彫物 表裏に刀樋、表は傍らに梵字と素剣、裏は傍らに連樋があり、腰元の梵字と一体化する。 茎 生ぶ(先をつまむ)、先浅い剣形、鑢目切り、目釘三、無銘。 説明 古来、初代信国は相州貞宗の門人といい、時代を建武と伝えている。しかしながら、現存するものに建武およびその近辺の年紀は皆無で、またそこまで遡ると鑑せられる作も見当たらず、しかも現存する最古の延文・貞治年紀の信国の作風が、貞宗と直結することから、今日では延文・貞治を初代と見做すのが通説となっている。彼は、伝書に拠れば了久信(了戒の子)の子、或は孫と記されているが、延文三年及び康安元年紀の作に来派の伝統である直刃が見られることや、鍛えが直刃・乱れ刃に拘らず流れるところなどに所伝を首肯せしめるものがある。 この脇指は、生ぶ茎無銘であるが、典型的な延文・貞治型の大柄な形状を示し、鍛えは板目が肌立ち、刃寄りに流れ、地沸が厚くつき、地景入り、沸映り立ち、刃文は小のたれに互の目が交じり、厚く沸づき、金筋・砂流しがかかり、湯走りを交えるなど、正に初代信国の有銘作に強く結ばれる作域で、変化と迫力に富んでおり、傑れた出来映えを見せている。表の梵字と素剣及び裏の梵字と連樋は制作当時のものではないと鑑せられるが、美観を損うものではない。」以上。 |
※販売済 |
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