日本刀刀剣販売

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刀　武蔵太郎安国　
真十五枚甲伏作
katana [musashitarou yasukuni]

日刀保保存刀剣　NBTHK Hozon

品番：0810－1163

黒塗印籠刻鞘打刀拵付き　白鞘入り（寒山先生鞘書き付き）　金着銅一重ハバキ

刃長 Blade length(HA-CHOU)			66.4ｃｍ　（ニ尺一寸九分強）
反り Curvature(SORI)			1.1ｃｍ
元幅 Width at the hamachi(MOTO-HABA)			2.83ｃｍ
元重 Thickness at the Moto Kasane			0.67ｃｍ
鎬重	0.69ｃｍ	先幅	1.67ｃｍ	先重	0.41ｃｍ
茎	生ぶ、鑢目大筋違、目釘孔一		彫物
国 Country(KUNI)・時代 Period(JIDAI)			武蔵国(musashi)・江戸時代中期　元禄頃　1688年頃

体配	中切先、鎬造、庵棟。
地鉄	板目つみ柾目まざり地沸付く。
刃紋	互の目乱れに矢筈風、箱乱れ風まざり小沸つき金筋砂流し働き、湯走り飛焼付く。
帽子	焼広く一枚ごころに先中丸に返る。
登録	東京　昭和51年6月8日
鑑定書	財団法人　日本美術刀剣保存協会保存刀剣鑑定書　　平成十四年十二月二十六日

【コメント】
「初代安国」は「下原広重」の子として八王子に生まれ、初銘は「広重」と切り、後に江戸に出て「大村加ト」の門人となり「安国」と改名する、ト宥と号し「ト宥軒」と切った物があります。
貞享二年、「水戸光圀」の佩刀を造り世に知られ、幕命で浜御殿にて八代将軍徳川吉宗の御前でも鍛刀し献上した。
小説「大菩薩峠」の中で、狂気を帯びたニヒリストの主人公「机竜之助」の愛刀として書かれ、「机竜之助」を投影する重要な役割を果たして話題となりました。
本作は安国の高度な技量を十分に示した、生ぶ茎で地刃共に健全な一口です。

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